掛け持ちは突然に ~KinKi Kidsに転がり落ちた話~

 

 

今年の夏から掛け持ちを始めました。

嵐を応援するようになって十数年が経つけれど、掛け持ちはこれが初めて。

 

嵐と関ジャニ。嵐とJUMP。嵐とジャニーズwest。JUMPとセクゾ。考えてみれば、グループをかけもちしているジャニヲタの友人は大勢いたし、寛容でした。(何をもってかけもちなのかは人それぞれかもしれないけれど)もちろん私も、他のグループの曲を聞くこともあるし、楽しみにしている番組もあります。カッコいい顔をしているなあと眺めたりもします。さらに今年は、かけもちをしている友人たちの恩恵を受けて、嵐以外のグループのコンサートにも行きました。ここまで来ると、掛け持ちを始めてもおかしくない環境なのに、なぜかその選択肢が自分の中にありませんでした。松潤以外の担当を名乗っている自分にピンと来ない。それは、長年嵐一筋で生きてきた故に、嵐のファンでいることが、松潤の担当を名乗っていることが、自分のアイデンティティだと感じているからかもしれません。

 

しかしこの夏、そのアイデンティティを揺るがす事態が起きました。

 

KinKi Kidsに出会ってしまった。(随分と引っ張った本題)

厳密に言うと堂本剛さんに出会ってしまった。

 

KinKi Kidsに関しては、私もジャニヲタになる前からテレビで見ていた記憶があるし、名曲ぞろいで大晦日のカウコンで歌う楽曲は知っているものばかり。堂本兄弟も気になるゲストが出演するときは見ていたし、最近であれば、ブンブブーンもお昼どきにちょうどいいユルさで楽しく視聴していました。

 

なのに突然なぜKinKi Kidsに転がり落ちたのか。

 

時をさかのぼって六月頃。日テレで20年ぶりに復活する「僕らの勇気~未満都市2017」に、松潤と相葉くんが当時と同じ役で出演すると発表されました。タイトルこそ知ってはいましたが、作品を見たことは無かったので、見てみる良い機会だと楽しみになりました。さらにそこで改めて、KinKi Kidsが20周年であることを知ります。

 

そして何日か経ったある日、私は友人に誘われ、映画銀魂を観に行きました。剛さんが高杉晋助役として出演したのは知っていたのですが、アニメを見たことはあるものの銀魂にあまり詳しくなく、面白かったら良いなくらいの気持ちで映画館へ。今思うと、これが最大のきっかけだったのかもしれません…。

 

実際、ギャグ満載のストーリーは面白くて、劇場内が観客の笑い声で包まれるほどでした。でも私にとって、銀魂が面白かったことを忘れてしまうくらいの衝撃が剛さんの存在です。

 

紫まじりの髪の毛に、若干着崩した着物、眼帯姿でパイプを吸う仕草。それら全てが高杉晋助を演じる剛さんにぴったり。気だるげな雰囲気も素敵。何より、右目だけの演技がすごいもうすごいしか言えない。片目だけなのにあの目力。恥ずかしながら、この時初めて剛さんがこのような素敵な演技をする人なのだと知りました。さらに、テレビで見るときより低く聞こえる剛さんの声も溢れんばかりの色気が詰まっていて、「ただ壊すだけだ。」などの過激なセリフにもどこか切なさや儚さをも感じてしまう。美しい、麗しい、艶っぽい、という言葉は剛さんのためにあるような気さえしました。

 

しかも最後にとんでもないとどめの一撃が待ち構えていました。それは、剛さんの生足。引きのアングルではあったけれど、男性なのに、どこか女性的で儚い剛さんの生足。たった数秒のシーンでしたが思わずガン見し…見とれてしまった私は心のどこかで剛さんのファンに対して謝っていました。「剛さんをいかがわしい目で見てしまってごめんなさい。」と。そんな気持ちになるほど、剛さんの生足が魅惑的でした。今まで松潤のベッドシーンを何回も見てきたのに、生足を数秒見ただけでこんなに後ろめたい気持ちになったのは初めてでした。(しかしこの後ツイッターで同じことを感じている人が大半だということを知る)

 

そんな一撃を受けて私は、剛さんが演じる高杉のことで頭がいっぱいになり、鑑賞後には画像を探す手が止まらず、日に日に高杉の格好をした剛さんの画像が私のカメラロールの中に増えていきました。ただ、この時の私は「剛さんの高杉さんにハマっただけ。」という考えに留めていました。なぜならこれ以上知ってしまうと危険だとなんとなく察知したからです。

 

そんなこんなで迎えた未満都市放送日。事前にHuluで全話配信されていたドラマもチェック済みで、とても楽しみにしていました。モリは大人になってもとても可愛いかったし、あの悪ガキだったアキラが一級建築士になって一人前になっていたし、それだけで満足していたのですが、作中にKinKi Kidsに関する様々な小ネタが溢れていたのを見て、このドラマがKinKi Kidsにとって、制作者にとって、ファンにとって、20周年を記念した大切な作品だということが伝わり、羨ましく思いました。そして、やっぱり剛さんの演技が好きでした。というより、光一さんも演技が上手だし、ヤマトとタケルの2人の間に流れる空気が自然すぎて、本当に20年ぶりに演じたの!?という気持ちでいっぱいでした。20年以上のコンビって強い…。このときすでに私は、”KinKi Kids”という2人に魅力を感じ始めていましたが、さすがに今からKinKi Kidsの20年を追うことは難しいと思い、(というか沼過ぎる)これ以上2人を知ろうとすることはやめました。

 

とは言え、未満都市がきっかけで完全に私の中で気になる存在となったKinKi Kids

 

これ以上知ってしまったら後戻りが出来なくなると思っていたにも関わらず、数日後、私は今度は別の友人に誘われ、再び銀魂を観に映画館へ足を運ぶことになっていました。同じ作品を数回観に行くことなんて、「陽だまりの彼女」以来でしたが、観に行く理由は一つ。剛さんが見たいからでした。やっぱり見たくなってしまった。ああ、もう後戻りできない。

 

そして再びあの高杉剛ショックという衝撃を受けてしまった私はもう、ついに剛さんが頭から離れなくなっていました。もっと剛さんの演技が見たいと思い、奇跡的に昔の自分が残していた「33分探偵」を片っ端から見始め、面白い剛さんも見たいと思い、過去に出演していたバラエティ番組をネットで見始め、もっと多くのKinKi Kidsの曲を聞きたいと思い、ツ〇ヤへ借りに行き、気づけばズブズブと沼にハマっていました。それも、とんでもなく速いスピードで。

 

知れば知るほど、KinKi Kidsという2人は美しくて、儚くて、正反対だけど運命的で、嵐とはまた違う魅力に虜になっていきました。

 

もうこれは逃げられない。覚悟を決めよう。熱しやすく冷めやすいタイプだけど、直感だけど、この熱は冷めない気がする。と思った私は思い切って、8月にKinKi KidsのFCへと入会しました。嵐一筋で応援していた私にとっては、FCに入るということがビッグイベントなので、思い切りの良さに自分でも驚いたし、まさか嵐の次に入るグループがKinKi Kidsだとは夢にも思いませんでした。でも、それ以上に「今入らないといずれ後悔する」という気持ちの方が強かったのです。

 

そしてこの熱は、今このブログを書いている冬まで続いたままです。

少しずつですが、円盤を集めつつ、ベストアルバムも購入し、(もちろん銀魂も!)絶賛KinKi Kidsお勉強中です。ファンになったばかりの私は楽曲一つ一つに思い出があるわけではないので、たまに「もっと早く知れていたら。」なんて不毛なことを考えてしまうこともあります。特にそれを感じたのは、コンサートでした。剛さんがソロで「これだけの日を跨いで来たのだから」を披露したとき、昔から応援している人が感じることを、当たり前だけど、私は感じることが出来ない。後ろにいたファンの方が鼻をすすっていたけど、私はその理由を聞いたとしてもきっと同じ気持ちになることは出来ない。好きだけど、どこか切ない気持ちにもなりました。新しくファンを始めるってこういう気持ちになるんだ、と初めて知った瞬間でした。

 

それでも今とても楽しいです。単純に、好きなものが増えるって楽しい。そしてこれからももっと楽しくなる気がしています。 20年分、というかそれ以上の2人の歴史を追うことはやっぱり難しいけれど、2人の笑っている姿や歌っている姿が好きだと気づいたので、時間をかけて知りたいと思うし、運命共同体のような2人のこれからをファンとして見守らせてほしいのです。

 

 

 

未だに周りのジャニヲタの友人からは「(嵐より)下じゃなくて、上に行ったの!?」と驚かれますが(笑)、恋に落ちたも同然。しょうがないじゃない、好きになっちゃったんだから。 

 

 

 

 

(※剛さんの耳についてあえて触れずに書いています。ちょうどあの音楽祭も見ていて、それから色々と感じることがありましたが、私なんぞが語って良いものか上手く言葉にできず、今は少しでも良い方向へ向かっていけますようにと、無理して歌ってくれてありがとう、という気持ちでいっぱいです。)